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記事掲載

掲載紙『産経新聞』
日 付2002年3月7日号
タイトル「ヘルスケア食品が多様化  ~ダイエット利用も」
『産経新聞』の3月7日号の、「ビジネストレンド」のコーナーに「Dr.ミール」が掲載されました。

ヘルスケア食品が多様化
ダイエット利用も


高齢者の自宅介護や生活習慣病患者の食事療法に活用できる「病態栄養食品」や「ヘルスケア食品」が豊富になってきた。柔らかい介護食のほか、腎臓病患者向けの低タンパクご飯など、種類も増え、冷凍食品やレトルトなど形態も多様。患者や高齢者のQOL(生活の質)向上に加えて、ダイエット中の若い女性や健康志向の中高年にも注目され、利用が広がっている。

◆広がる利用者

江崎グリコは、40歳代の4人に1人ともいわれている糖尿病患者や予備軍をターゲットに、おかず1品を160キロカロリーに抑えたレトルト食品「新*食の習慣」を販売している。メニューは、ハヤシライスや中華がゆなど10種。1週間の食事のうち5回をこの商品にすると、摂取熱量を通常より2000-2500キロカロリー削減できる。2年前に、通信販売とインターネットに限定して発売。当初は食事療法の支援との位置づけだったが、最近はダイエットに利用する若い女性も増えた。「健康的で手軽な点が若い世代にマッチしたようだ。社会全体が健康志向なので、食事療法以外でも利用者は今後広がるのでは」(同社広報)という。このほか、キューピーは離乳食づくりのノウハウで高齢者向けの介護食販売に参人。また、給食サービスを展開するタイヘイ(本社・千葉県八日市場市)は、高齢者、腎臓病・糖尿病患者向けに治療食を宅配している。栄養補助食品の販売会社「ヒロ メディカル」(神戸市)の小野裕美社長によると「介護保険法の施行を機に製薬会社やベンチャーの参入が増え、ヘルスケア食品の種類は倍増した」という。

◆スタッフは栄養士

同社は、阪神大震災のさい、食事制限が必要な慢性病患者が適切な食事がとれず病状を悪化させたことから、ヘルスケア食品の専門店「Dr.ミール」(神戸市中央区)をオープン。腎臓病患者のための低タンパクめん類など、レトルトから調味料まで約2000点が並ぶ。 ユニークなのは「きちんとした栄養指導のもとで市販品を活用してもらおう」と、小野社長をはじめスタッフが全員栄養士ということ。これまでは病院を通じた販売しかなかった食品もオリジナルブランドで提供するほか、インターネット(http://www.dr-meal.com)での販売もはじめた。
 同店でも最近はダイエット中の女性の利用者が増えているというが、医療機関などでお店のことを聞いて、在宅での療養や介護を決意したという人も来店するという。小野社長は「利用者が幅広くなれば、メーカーも商品を増やして対応する。そのことがヘルスケア食品の種類や流通を増やすことになり、在宅医療の普及や患者の日常生活の向上につながる」と期待している。(山田桂子)

種類が豊富になってきた慢性疾患者向けの食品を扱う専門店「Dr.ミール」。在宅での高齢者介護や病気治療の強い味方だ=神戸市中央区

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