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記事掲載

掲載紙『産経新聞』
日 付2004年10月19日号
タイトル「食」から身体のサポート 『震災きっかけ、日本初の専門店』
『産経新聞』の10月19日号の、「ひょうご仮想塾」のコーナーに「Dr.ミール」が掲載されました。

ひょうご仮想塾
「食」から身体のサポート 『震災きっかけ、日本初の専門店』



「もっとおいしく、食事療法を」。神戸中央区の「Dr。ミール」は、そんな重いから生まれた日本初のヘルスケア食品専門店だ。民間経営ながら、店員は全員が管理栄養士。来店者とカウンセリングしながら「食」を中心に健康をサポートする。全国でも珍しいこの取り組みみついて、同店を経営する「ヒロメディカル」社長の小野裕美さんに話を聞いた。(神戸総局 信藤敦子)

ヘルスケア食品
★1時間目食事療法

 -  なぜ「Dr.ミールをはじめたのですか
小野:平成7年の阪神・淡路大震災がきっかけ。緊急時に食事療法が必要なのに、おざなりになってしまう現状に疑問を感じました。腎臓を患った患者さんは、避難所でおにぎりを配られても食べられなかった。腎疾患ではタンパク質の摂取量が生死にかかわる問題なのです。当時、私は専業主婦でしたが、栄養士の資格も持っていたので、「栄養士」でなければできないお店を作ろうと思いました。

 -  栄養士が必要な理由は
小野:病院では、栄養士が患者に食事や栄養に関する指導をしますが、過程では効果的な食事療法を行うのは難しいのが現状です。 「Dr.ミール」では、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のため、食事に配慮が必要な方に気軽に実践的なアドバイスができるのが利点。開店から7年目を迎えましたが、お客様に合わせた栄養指導をしています。話を聞きに来るだけで、安心される方も多いですよ。

★2時間目ヘルスケア

 -  ヘルスケア食品とは
小野:「病態栄養食品」とも呼ばれます。医食同源の考えに基づき、人の健康(ヘルス)をお世話(ケア)する食品のこと。規則的に摂取すれば、生活習慣病の患者は理想的な食事療法を実践することができ、患者でない方も健康を増進させ、生活習慣病になりにくい身体をつくることができます。

 -  どんな商品があるのですか
小野:腎臓患者のための低たんぱく麺類をはじめ、レトルト食品から調味料まで約2000点を常時そろえています。開店以来、お客さんとのカウンセリングを進めてきました。そのコミュニケーションの成果が、この夏に発売した「Be+ブレット」です。

 -  「Be+ブレッド」はどんな商品ですか
小野:7年目にして初めてのオリジナル商品。タンパク質を従来のパンの3分の1に軽減したタンパク質調整食パンです。パンは小麦粉を主に使用して作られますが、タンパク質の含有量が高く、腎疾患には悪い影響を与えます。
そこで小麦粉に代わって、お米の粉を使用しました。治療食の新しい形だと思います。食品添加物も一切使用しておらず、タンパク質のほかにもリンやカルシウムも控えめ。これだと血糖値の上昇も緩やかになります。

 -  お客さんの反応は
小野:治療食のパンは以前にもありましたが、薬品臭がしたり、焼いても硬いクッキーみたいになったりと、味気ないものが多かった。「Be+ブレッド」は、こうした味覚のの問題も改善しました。毎朝の食卓にパンがも戻ってきたと喜んでもらっている方も多い。そんなささやかな幸せを、これからも提供していきたいですね。

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