講演、イベント・セミナー(講師・企画)、料理教室、レシピ開発、フードコンサルティング業務、メディア出演等の依頼を請け負います。
プロフィール
持田 成子 (もちだ しげこ)
熊本市出身、在住
女子栄養大学栄養学部保健栄養学科卒業(栄養学士)
専攻は予防医学をもとにした保健学・栄養学・健康管理学
卒業研究テーマ:冷凍医療食(野菜)中のビタミン分析
(指導教授:辻村卓 生物有機化学研究室)
在学中に香川栄養学園香川料理教室修了
卒業後 辻学園辻クッキングスクール勤務を経て帰郷の後は、女子栄養大学社会通信教育「専門料理コース」修了をはじめ、各種料理・お菓子・パンなど研鑽を積む。
各種料理コンテストでグランプリ受賞
「食べることは生きることの基本」を念頭に、食育活動や講習など食に関することに携わる。
現在
女子栄養大学生涯学習講師
女子栄養大学香友会「ぼくとわたしのクッキング」講師
ホームメード協会 パン講師
日本野菜ソムリエ協会認定 シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
(2016年1月現在 有資格者約50,000名中138名)
-野菜ソムリエアンバサダー
-ジュニア野菜ソムリエ養成講座 地域校熊本教室主宰
-野菜ソムリエコミュニティ熊本 代表
5Aday協会 食育インストラクター
日本フードコーディネーター協会 フードコーディネーター
農林水産省農業女子プロジェクトサポーター
小原流一級家元教授
日本食育学会所属 ・・・etc
お問合せはこちらまで 担当者:田所奈美
078-332-3970
info@dr-meal.com
▲ページトップへ
シニア野菜ソムリエとしてのビジョン
「食べることは生きること」
~予防医学と食を通じて、健康で豊かな人と地域づくりに貢献する~
健康の定義: 広く知られているWHO(世界保健機関・1945年)の提言は…
「健康とは、単に病気ではない状態をいうのではなく、身体的、精神的、かつ社会的に良好な状態をいう」
健康で豊かな…とは:
私は、身体的・精神的・社会的・スピチュアルな健康と食と定義する。
経済的指標よりも心や暮らしに安らぎ感があることも鑑みる。(参考:201112.26付日経31面)
活動のテーマ:
「旬の野菜や果物のチカラは、カラダとココロと食のテーブルを元気にする」
- カラダが元気になると→ADLと身体活動度の向上
- ココロが元気になると→QOLと人生満足度の向上
- 食のテーブルが元気=楽しい会話が弾む→社会の最小単位の家庭が健康になることで、その総体としての社会全体の健康度(安心・生きる意欲・他者への思いやりを持つ余裕等)が向上する。
活動のテーマについて
家族に、自分に、「健康」という宝物があってこそ、はじめて周りの方へ「食の大切さ」と、「旬」のチカラを語ることができる!
野菜・果物の「旬」からのアプローチは、なぜなのか。
冷凍医療食中のビタミン分析に明け暮れていた大学4年の夏、研究室のアルバイトで行った「ほうれんそう」の成分分析中、何度測っても成分表とかけ離れた数値が出る…この私たちのなぜ?が、きっかけになり、以来20年近く研究室で続けられた実験は「野菜の栄養価は季節によって変動する」考察に繋がり、五訂食品成分表の、「ほうれんそう」の項目には夏どりと冬どりの成分が記載されることとなった。あの時の「なぜ?」は、日々の食事で野菜を選ぶときはもちろん、今の野菜ソムリエとしての活動において、得難い大きな体験であり、私の強みである。
「野菜のビタミンとミネラル」第2章及び巻末資料参照
(辻村 卓編著・女子栄養大学出版部刊)
野菜・果物の「旬」のチカラとは・・・
- 栄養価が最も高い= 旬の時期に収穫された野菜は、旬を外して栽培された野菜に比べて、栄養価が高い。
- その季節に、人間が必要とする成分を含む=
春には、細胞を活性化し、新陳代謝を促す働きをする成分が含まれ
夏には、暑さを凌いで体の組織を楽にして夏バテ予防に備える働き
秋には、夏バテの疲労回復を助け、寒い冬を乗り切る体つくりを、
冬には、寒さやストレスに耐え、風邪等の感染に生体防御能強める
- 健康な体をつくる= その土地でとれその季節にとれるものを食べることが、健康を維持するうえで最良の食養生法
- 美味しい= 旬のものを食べることが最も優れた味覚を味わうことになる。
- 価格が安い= 大量に収穫できるので、価格はおのずと安くなる。
- 安全性が高い= それぞれの野菜の生育の適期適作、自然の整理に逆らわないで栽培され、農薬使用も少ない。
- 食事に季節の変化と彩りが表れ、季節感によって食卓は豊かなものになる。
- 地球環境保全に良い= 栽培等にかかるエネルギーが必要最小限に抑えられ、地球温暖化への影響も少ない。
野菜・果物の「旬」のチカラが、なぜ生きるために必要か…
- 栄養として…人間が1日に必要とする栄養素を効率的に吸収するために、野菜は重要な役割をする。
中でも、ビタミンA,C,K、葉酸、食物繊維に関しては野菜からの摂取が40%を以上といわれ、カルシウムや鉄も野菜から20%以上、野菜に含まれる栄養素をバランスよく摂ることが大切
- 野菜には、エネルギーや脂質の過剰な摂取を抑制する働きがある。
- 野菜には、健康の維持や回復に役立つ生体調節機能があるといわれている。
また、人間の身体組織の60~70%が水分で構成されていることを考えると、野菜や果物を食事として摂取すること=水分摂取=生物として命を繋ぐ要素ともいえる。
野菜・果物の「旬」のチカラを毎日の食生活に…
- 日本人の食生活は、遺伝的な特徴に合った伝統的な食習慣=日本型食生活(一汁三菜)、日本に特有の四季を意識し、旬の味わいや成分、栄養がその季節の体に即してきたことで、健康を維持してきた歴史がある。近年、食や健康を取り巻く環境が大きく変化し続ける社会の中で、食生活も変化して、「生活習慣病」が問題視されるようになって久しい。
- 「生活習慣病」は、食事や生活習慣に気をつければ予防ができる。前述したように、野菜・果物の摂取により、その多くは予防されることが、多くの研究から実証されてきている(注★)。
予防医学に基づく保健栄養学を学び、「旬の野菜や果物のチカラはカラダを元気にする」ことを伝達できるシニア野菜ソムリエとして…野菜・果物の栄養と魅力、機能性から生まれる感動を伝えたい!
- 『すべての人が健康で、そして幸せであるように』との恩師の精神を受け継ぎ、「食や健康」の情報が氾濫する中で、科学的根拠に基づき、正確で、信頼される情報発信を心がける。
- 野菜・果物の効果的摂取は、病気の予防に繋がる(1次予防)、「健康診断で危険因子が発見されても…」「病気に罹っても、野菜・果物の効果的摂取は治療や回復や体質改善の一助になる」
- 個々の望むより良い健康レベル、生活に合わせて、食(野菜・果物を食べること)を通して、「病気になる前に健康づくり」のアドバイス+αをし、人や社会の役に立ちたい。
「シニア」野菜ソムリエとして、活動に信頼性と幅を持たせたい…
- 医師ではない、栄養士ではないが、野菜・果物の摂取の必要性・栄養についてのスペシャリストとして、活動と発信に責任と誇りを持ち、研鑽を続け、心をこめた実践活動をしていきたい。
これから…
- 以前経験したことや、今現在直面している中で、医療者は、疾患の治療効果を最優先する傾向が強く、必ずしも人間性や心理を考慮した治療が行われているとは限らない…と感じる。患者や家族は、「自宅療養生活」において食の大切さと難しさを痛感することが多い。医療機関の栄養指導室等で行われる食事指導は、目先の治療だけのための食事指導の傾向にあるとも聞き及ぶ。臨床栄養の現場とは異なる場面において、治療とその先に続く日々の食生活に伴走していける野菜・果物摂取と効能に詳しいスペシャリスト「食のアドバイザー」の必要性をも感じている。
- 私自身、医療だけでは先の見えない息子の脳脊髄液減少症克服に向かって、やっぱり食は命なり…と実感しながら日々を過ごしている。
- 「食を通じた一次予防」の重要性、予防医学を基礎とする保健栄養学の教えを受けた者の一人として、また、シニア野菜ソムリエとしての誇りと自覚を持って、「予防医学と食を通じて、健康で豊かな人と地域づくりに貢献する」ために、日々研鑽と実践活動に励んでいきたい。
▲ページトップへ